イレブン株式会社が伝えたいこと。
中川流料理道3つの想い。
- 歴史に裏打ちされた日本料理の伝承
- 魅せる仕事のできる料理人の育成
- 日本料理を通じて中川流の感性、美意識を世界に発信
1.伝えること・・・伝統的な日本料理
古来より様々な時代を経てもなお脈々と伝承されてきた日本料理。
茶懐石をはじめ伝統技法に則ったその技法は、現在でもプロ料理人の手によって受け継がれています。
その一方、日本料理風アレンジ創作料理も盛んです。双方とも食文化の発展には必要ですが、
基本の技を備えたうえでの「くずし」であるべきだと考えます。歴史に裏打ちされた伝統の技はその国の守るべき文化であり、
まずは基本をしっかり学ぶことが大切です。先人から受け継いだ日本料理をよく理解して後世に伝えることが
日本文化を守ることであり、中川流料理道の使命であると考えています。
2.育てること・・・魅せる仕事ができるプロの料理人
塩加減を「塩梅」というように古くから日本料理にはレシピが存在せず経験により覚えるほかありません。
そのため良き師の下での修行が必須でした。幸いなことに15歳で、父と同じ料理の道を志し最初に弟子入りしたのが
生涯の師と仰ぐ鈴木忠英氏のもと。整理整頓がなされたその調理場は常にピンと張り詰めた空気感が漂い
料理人としての覚悟と気構えを徹底的に仕込まれました。
「料理が美味しいのは当たり前。料理人はいかに無駄なく魅せる仕事ができるか、や。」
その経験を元に「見えるところだけでなく見えないところにこそ心を配る」中川流が生み出されました。
「料理は布巾に始まり布巾に終わる。」中川流の哲学を学んでいただくことで
調理テクニックだけでなく魅せる仕事のできる料理人の育成に力を注ぎます。
3.拡げること・・・日本料理を通して魅力ある伝統文化の普及
和食がユネスコ無形文化遺産登録された今、類いまでな色彩美と伝統美を兼ね備えた日本料理は、
世界各国で多くの人を魅了しています。食を知っていただくことはその国の文化を知っていただくことでもあります。
日本の食文化が注目されている今だからこそ、中川流料理道では奇をてらわずとも独自の美意識で
丁重な仕事ができる日本人ならではの技法を世界へ広く日本の伝統文化として発信していきます。